この度廣瀬大祐前会長の後を受け、同窓会長に就任いたしました西山謹吾です。皆さんよろしくお願いいたします。
私は高知医科大学1期生で卒業後は高知医科大学の大学院に進み、その後は主に高知赤十字病院で25年間お世話になり、2019年に大学に戻ってきました。大学の周辺は入学当時とはあまり変わりませんが、大学の診療科も細分化され医療の高度化とともに手狭になってきています。
来年2025年2月には免震の新病棟ができ、入院病棟二つは免震構造になります。医療の進化はすさまじく、日本で初めてコンピューターシステムで検査のオーダーリングシステムを構築したIMISも今ではどこの病院でも電子カルテです。その進化に比し医療従事者の忙しさは逆に様々な書類が増加し一向に減りません。医師の仕事はタスクシフトを行って、多職種で医療を行う時代になりました。新病棟の次は外来棟の改築が始まります。このように医療は変わっていっても、いまだに変わらないのは医学部体育館です。コロナ禍前までは、体育館では卒業式後の学位記授与式、解剖体慰霊祭を行っておりましたが、現在はやむを得ず縮小し実施しておりますが、是非ともこれらの行事を行う施設「講堂」が必要です。
2028年には高知医科大学開学50周年を迎えます。これを機に卒業生一丸となり岡豊キャンパスに50周年記念会館を建設したらいかがでしょうか。卒業生は今までで4000人は超えます。新設医大と言われたのも昔の話です。高知県にある唯一の医学部としてプライドを持ってこれぞ記念館と言われるようなものを残し、在学生にも役に立ってもらいたいと思っています。
今後も同窓会の皆様には卒業生同士のつながりを大切にして、在校生へのご支援とご指導をよろしくお願い申し上げます。
